鍼灸を受けるときには、腰痛や肩こりなど困っている状態であることが多いです。そのため、どのくらいの期間で効果が出るのかが気になるでしょう。鍼灸治療の即効性について解説します。
鍼灸の効果はいつから出る？即効性は？
鍼灸の効果は、施術後すぐに出る即効性が高い場合と、数日たってから効果を感じる場合があります。治療の部位や、どのような症状で治療を受けたのかによって違いが出ることも考えられるでしょう。また、効果が出ても、どの程度で効果が出たといえるのかは、人それぞれ基準が違います。
鍼灸治療で即効性が期待できる理由
鍼灸治療で即効性が出るのは、ツボを直接刺激してアプローチするためです。東洋医学では、体内をエネルギーや血液、そのほかの体液が通る道を「経絡」と呼びます。経絡の流れが悪くなると、さまざまな不調が現れ、経絡のツボを鍼灸で刺激し、流れがよくなると不調が改善されるのです。
鍼灸治療の効果はどの程度持続する？
鍼灸の効果は、一般的に1～2週間といわれています。ただし、持続期間は部位や症状によって違いがあります。定期的に鍼灸治療を受けていると、持続しやすい傾向があります。また、痛みの原因となっている部分に施術でアプローチし、根本的な原因を治できた場合などは、長い持続が期待できるでしょう。
鍼灸治療の即効性は身体だけでなく心にも
鍼灸治療では、身体の痛みや不調を改善するだけでなく、心がスッキリとして落ち着く効果を感じる人もいます。特に、PMSとも呼ばれる月経前症候群を改善するための治療で、心への効果を感じる人が見られます。心に現れる効果は、即効性があることも特徴的です。
鍼灸治療の副作用
鍼灸に副作用はありません。しかし、施術のあと一時的に身体がだるくなることがあるため、副作用があるといわれる要因でしょう。この症状は、身体の機能を鍼灸で改善しようとした状態に、身体が適応することで起こります。一時的な症状なので、数日で落ち着きます。また、施術部分に内出血を起こすことが稀にありますが、2週間程度で改善されます。
まとめ
鍼灸の効果は、人により感じ方が異なります。即効性を感じたり、長い持続性があるケースも見られる治療です。身体だけでなく心にもよい影響を与えることがある鍼灸治療は、ぜひリラックスした状態で受けるのがおすすめです。鍼灸にはさまざまな施術方法があるので、不調などの悩みを相談し、最適な施術を受けてください。
